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アンカー 5
17稲 田
北の大地の 北海道ヨ
アー石狩平野は 米の里
広がる稲田に 通る風
春にゃ田植えに 光る風
夏にゃ青田に 薫る風
稲穂波打ち 黄金色
秋にゃ稲刈り 白い風
落穂ついばむ 鳥たちに
大雪連峰 雪化粧
北風山風 吹きおろし
雪舞う冬田 しんしんと
案山子みの笠 春を待つ
春にゃ稲田に 雪解け水
ご先祖さまから 営々と
北の大地の コメづくり
めざせ 日本一ヨーホホイ
アー道産米ヨ
18ルシャの浜
秘境知床 ルシャの浜ヨ
アー知床連山 オホーツク
ルシャ湾襲う 波の花
難所・大自然 野生たち
海・川・山の 恵み受け
カムイとあがめし ヒグマから
海から川へ カラフトマス
流氷群れる オジロワシ
番屋ひっそり ルシャの浜
漁師とヒグマ 共にあり
おだやか共存 共生も
観光名所に 人の波
親子ヒグマに シャッター音
生きとし生ける 野生たち
行く末いかに ルシャの浜
世界 遺産がヨーホホイ
アー影落とすヨ
19石狩川
北海道大動脈 石狩川はヨ
アー大雪山系 源に
流れ流れて 石狩湾
二百・六十 八キロの
長旅迎える ハマナスの
石狩灯台 日本海
雪解け水を 満々と
上川・空知 石狩へ
そそぐ恵みに 穂が咲いて
北の大地に 夢ぴりか
野生・感動 息吹なら
母なる川に シャケの影
ヤツメウナギや オショロコマ
命つないで 石狩川
汚しちゃならぬ 清流を
絶滅チョウザメヨーホホイ
アー忘れちゃならぬヨ
20大雪山
北海道・大屋根 大雪山系ヨ
アー連なる二十の 山々の
最高峰なら 赤岳で
四季を彩る 山景色
雪解け水の せせらぎに
可憐・群生 ミズバショウ
キバナシャクナゲ チングルマ
圧巻パノラマ 花畑
朱色・黄色の 錦絵は
ダケ・カンバやら ナナカマド
樹氷・風紋 雪景色
パウダースノー 日本一
アイヌ人々 言い伝え
天上広がる 別世界
カムイミンタラ 大雪山
稀なる絶景ヨーホホイ
アー神々遊ぶヨ
自然
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21鵜 飼
篝火・鵜飼船 水鳥たちヨ
アー掛け声・水しぶき 長良川
千古を偲ぶ 古典漁法
風折り烏帽子に 腰ミノの
鵜匠操る ウミウたち
その数ひとふね 十数羽
阿吽の息合い 人と鳥
圧巻見せ場 総がらみ
川幅いっぱい 六隻の
鵜船・巻き狩り はねるアユ
漆黒・闇に 火の粉散り
川面赤々 波立ちて
幽玄・幻想 別世界
やがて篝火 消え落ちて
闇夜静けさ 帰り船
古典 絵巻のヨーホホイ
アー夢の跡ヨ
22富士山
秀麗ふじやま 甚句に詠めばヨ
アー日本一なる 絶景は
朝陽・黎明 赤富士や
晴天・冠雪 白富士に
富士五湖からは 逆さ富士
神住む山と 崇められ
六根清浄 金剛杖
熱き信仰 富士登山
古え人の 残せしは
万葉歌に 名所図絵
中で名高い 浮世絵は
富嶽三十六景 北斎よ
自然・信仰 芸術の
霊峰・富士山 日本一
世界認めし 文化遺産
富士へ 富士へとヨーホホイ
アー風が吹くヨ
23馬子唄
シャンシャン馬追い 峠越えヨ
アー響く馬子唄 山々に
静寂破る 峠なら
箱根・鈴鹿に 碓氷峠
五十三次 東海道
東・箱根に 西・鈴鹿
箱根八里は 天下の険
坂は照るてる 鈴鹿道
信州信濃 中山道
三筋の煙 浅間山
小諸馬子唄 碓氷峠
別れ手綱の 峠越え
越えりゃお前と さよならよ
いななくアオの 立髪に
そっと手を添えヨーホホイ
アー馬子唄うたうヨ
24旅
四季を告げるは 群れ飛ぶ鳥ヨ
アー夏鳥・冬鳥 旅の鳥
ツバメ・カッコウ 夏の鳥
冬にゃハクチョウ ガンにカモ
シギやチドリは 旅の鳥
三度笠なら 旅ガラス
沓掛時次郎 股旅で
拝一刀 子連れ旅
宮本武蔵は 修行旅
松尾芭蕉は 俳句旅
フーテン寅さん きまま旅
足の向くまま 東・西
気の向くままに 南・北
かいて捨てるは 旅の恥
偲ぶふるさと 旅の宿
明日は 立つ鳥ヨーホホイ
アー跡を汚さぬように
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